有意義な4日間

さてさて、この前の連休を利用して久々に母校の部活を見に行ってきた。というより、自分も学生に戻った気分で一緒に部活を楽しんできた。恩師である顧問の先生や2・3年生と一緒にいろんな話をしながら、とても有意義な3日間だった。今度の九州大会は各県の選抜選手しか出場出来ないとの事で、皆相当気合が入って取り組んでいた。ぶっちゃけ、技術的にどうなのかな!?と多少の不安があったけれど、それは大きな間違いだった。部員一人一人が個性的な車を各々作成し、バラエティに富んだ車体が多かった。特に4WSの車なんて、全国的に見てもなかなか見られない車体なので斬新だった。

  • 技術継承

今世の中では"技術継承"がいろんな職種を問わずに問題になっている。もちろん自分の会社でもそうだし、部活動にだって当てはまると思う。先輩から後輩へ。言葉にすれば簡単だけど、実際の流れはどうだろう?マイコンカーってロボット競技はそう考えれば奥が深い。とある先生と話していて、"本当に生徒のレベルにあったマシンなのか?"って問題で色々語ったことがあった。

あくまで自分の意見だけど、その言葉を聞いた瞬間にハッとするものがあった。マイコンカーって面白いもので、自分が理解できていない部分で必ず問題が起こってくる。そこをいかにして解決させるかってとこが大切だけど、もし自分で気づく前に"解決策を提示されたらどうなるだろう?"もしくは、"ある程度完成されたもの"を与えられたらどうなるだろう?

いろんな考えがある中で、どうこうとは言えないけれど、間違いなく言えるのは果たしてそれが本人にとってプラスになるかどうかだと思う。そう考えれば、自ずと後輩達と関わる姿勢が変化していった。うまく言葉では表せないけど、この歳になって顧問の先生がなぜ自分をこういうふうに育てて下さったのかが理解できた気がする。何気ない言葉の中にいろんな意味があったんやなって今更ながら実感した。

技術継承ってなかなか難しいけど、後輩達の姿を見ているとこのやり方に間違いはないって確信できた。本当はめっちゃ速い車を持っていって驚かせたかったけど、自分もまだまだ勉強不足・・・・笑 今度の九州大会は後輩達に負けないように頑張ろうと思う。