テストも終わり、今日は初めて自動車学校へ。しかし、ただ免許を取るのでは面白くない。マイコンカーをやっていて、自動車の走行特性を理解できれば・・・・・と思う事がかなりあった。その点を意識しながら、マイコンカーに応用出来そうな技術や技を色々考えてみたい。それにしても最近、色々と考えさせられる"事件"が多い。知事が逮捕されたのもショックだったが、それ以上にマイコンカー競技の今後のあり方の方が不安になってきた。
最近マイコンカー関連のページを見ていて、気になる点が2つある。"フライング判定"と"生徒と先生のあり方"だ。審判の判定後に判定が覆った事が事実なら大問題だし、絶対にあってはならない事だ。大会競技規則の「異議申立て」にもしっかり明記されているのだから。この件に関しては自分は実行委員会を信頼しているので大丈夫だと思うのだが・・・・・。
それから、生徒と先生のあり方と距離の問題。正直かなり難しい内容だと思う。どうしても、指導される先生がマイコンカーを製作されて一般の部で出場されていた場合、自ずと生徒のマシンの基本設計は似たようなものに仕上がると思う。または、学校独自の基本設計(ベース)があって、それを改良していく場合も多いのではないだろうか。自分も3年間高校生の部で出場したわけだが、なかなか1人の高校生がオリジナリティを出して車体を独自に開発するのはかなり難しい。かといって、「先生が何もかも手助けし、本番で生徒がする事は簡単なパラメータの変更とスタートボタンを押すこと!!」では生徒がマイコンカーに取り組む意味が無い。一番の理想は、高校の部出場者が一般の部でも継続して大会に参加することなのでは?と思うのだが、これには相当な知識も技術も必要だ。今までは"教えられる"側だったのに、これからは自分で膨大な問題を解決し、研究していかなければならないからだ。
そういうことを考えると、本当に生徒に力を付けさせる為にはある程度距離を置いて指導することも必要だし、諸事情で結果を求めなければいけない時期ならばかなりてこ入れをする必要があるのが現実なのだろうか。その点では自分は恵まれていたのかもしれない。素晴らしい先生に出会い、ある程度の距離を保ちながら自主的に学ぶ環境が自然と出来上がっていた。目標は大会毎に設定していたが、決して結果を厳しく求められたことは1度も無かった。「勝っても負けても構わない。そんな事より、大人になってこの競技に参加し続けてくれることの方が嬉しいから」と顧問の先生は仰った。
"生徒と先生の距離"なかなか難しい問題だ。結論が出せない。それ以外にも、今の高校生の部は個人競技ではないと自分は思う。まさに高校同士の戦いで、組織戦だ。"速い高校"と"遅い高校"の二極化が目立つようになってきたことも事実。あまりにも差が開いてくると、とあるロボット競技のようになってしまいそうで怖い。マイコンカー競技をより良い大会にする為には、今までの良い部分更に引き伸ばし、改善できる部分は積極的に良い方向に持っていかなければいけない。
自分1人がこのような事を考えていても仕方のないのだが、出来ることからやってみようと思う。将来、マイコンカーに参加するちびっ子達のために。