一般の部デビュー

  • 母校でのレース

今日は本当に楽しい1日だった。一般の部デビューとなった母校での大会。まずは高校生の部の試走、予選とスタートしたのだが、ここで自分はもう高校生じゃないんだなという事を実感した。残念ながら後輩達はコースアウトで失格となった車が多かったが、1台は完走してくれたのでほっとした。高校の部の決勝トーナメントの方は常連校が独占する結果となったので、是非これから後輩達にも頑張ってもらいたいと思う。
今回の大会は、"デザイン技術賞"も用意されユニークなマシンが数台あり、大会の雰囲気を盛り上げていた。一般のお客さんやちびっ子達も会場に来られていたようで皆それぞれ大会を満喫されていた。

  • 一般の部デビューでも試走でバグ発見!?

高校生の部の1回目の予選が終わり、一般の部の試走時間となった。最後のレースで皆が楽しみにしてるからと思うと、手がプルプル震えだした!!笑 やっぱり大会当日の緊張感は昔と全然変わらない。とりあえず、安定モード!?で走らせて見ると、1mの右車線変更で脱輪!! すぐさま、プログラムを見直すとなんとバグを発見!! 50cm以上進んでから、センターラインの終端を検出するまでの部分をトレースする為のプログラムが抜けていた。
あわてて修正し、再度走行。すると18秒前半で完走出来たので、全体的な設定を上げてみると今度は50cmの左車線変更で脱輪!! とりあえず、車線変更のブレーキ値を増やして低速で進入しても脱輪!! これはマズイと思って悩んでいたら、しまさんが来られたので一緒にログを解析して頂いた。しまさんに自分のマシンを見て頂けるなんて!!と感激しながら、ログから走行を再現し原因が判明。すぐ車線変更を判定するプログラムを修正したのだが試走時間は終了。あとはマシンを信じるしかないと自分に言い聞かせて、高校生の部の2回目の予選を観戦。

  • 一般の部スタート!! そして夢の対決

決勝トーナメントに出場する車が出揃ったところで、一般の部がスタート。第一走者は課題研究でマイコンカーに出会った自分の同級生。キットベースの車体ながら良い走りをしていたのだが、残念ながら最後のレーンチェンジで脱輪。でも、走り始めて約半年でここまで成長出来たので素晴らしいと思う。そして、あっという間に自分の番が回ってきた。相手は他校の先生。足回りがフルマクソン!!という事でかなり緊張・・・・。慎重にマシンをセッティングし、いよいよスタート。すると、カーブを曲がりきれなかった先生の車が自分の車の直前を横断!!笑 なんとか避けて、右車線変更をクリアし、今日は一度も脱輪していないクランクの3つ目でなんと脱輪!! なぜだ!!と思いつつも、2回目の走行に気持ちを切り替える。
センサーの高さを調整していたら、あっという間に順番が回ってきた。会場のアナウンスで何と組み合わせ変更があり、自分の相手はなんとしまさん!! これは負けられない!?・・・・じゃなくて、最後に完走してくれ!!という願いを込めつつマシンをセッティング。そして、いよいよスタート。最初の加速まではほぼ一緒だったが、あっという間に差が開いていく。だが、運が良いのか最後のレースで見事完走!! タイムも18秒台でまずまずの結果だった。レース後にしまさんとがっちり握手し、感激して涙がこぼれそうだったがぐっとこらえた。マイコンカーを始めた頃からいつかはしまさんと走りたいと思っていたので、その夢も達成出来て本当に嬉しかった。

  • 大会を終えて

最後の講評で素晴らしいお話があり、"Renesasはこれからも一生懸命頑張る君達の為にマイコンカーラリーをサポートして行きます!!"という言葉に感動した。本当に自分はこの競技に出会えて幸せものだなって思う。素晴らしい環境と、先生方、友人にも恵まれた。感謝すべき人はたくさんいるけれど、最後のレースで父親の前で完走出来て本当に良かった。
あっという間の3年間。高校卒業を卒業したという事をやっと今日実感した気がする。本当はあと1年くらい・・・・・笑 でも、これからは一般の部の出場者として、後輩達に夢や感動を与えられる参加者になろう!! 次は横須賀大会に向けて仕事と両立させながらコツコツ頑張っていこう。本当に今日は良い1日だった。大会を運営されたSTAFFの皆さん、参加者の皆さんお疲れ様でした!!