『ロボット技術の軍事転用』たまたま10時からNHKスペシャルのテクノクライシスという番組を見ていた。しかし、自分の予想以上にロボットの軍事転用が進んでいる事実を突きつけられた。ロボットに携わる人間として目を塞ぎたくなるような内容だった。戦場の最前線で無人機が生身の人間にミサイル攻撃をする。正直、かなりショックだった。無人飛行機といえばせいぜい偵察機ぐらいまでが限界だろうと思ってた。しかし、今では戦力まで装備している。ロボット三原則のかけらも無かった。
ロボットは人間と共存すべき存在であり、危害を加えることは絶対にあってはならないことだと思う。しかし、民間企業、大学に資金提供を行い軍事目的で研究を援助するアメリカ。自国を守るためなら何でもありか?って思った。確かに、最先端技術を研究する技術者にとって資金援助は必要不可欠だと思う。だけど、自分は絶対にそんな技術者にはなりたくない。自分の技術で人に危害を加えるなんてありえない話だ。
姿勢制御に、ジャイロセンサを用いるのではなくて4方向から地面の熱をとらえてその変化で傾きを検地するセンサも軍事転用されているらしい。今後の課題は、いかにして軍事転用されない技術を最先端技術に埋め込むか。自分としてはこっちの方がかなり興味がある。無人飛行機による戦争なんて想像しただけで恐ろしい。最先端技術の脅威を警告してくれた番組だった。