ある日、マイコンカーのHPを見てるとぉ。「南関東地区大会!!」の内容がアップされていた。
その前の日、元カノがたまたま教室に来てくれたので久しぶりに話していると。。
夏休みに、一週間絵の勉強をするために県外に行くって話してくれた。
自分の夢を叶えるためにココまでする人って居たんだぁってすっごぃ驚いた。
その次の日に、南関東地区大会の事を知った自分。思い切って、親に相談してみた。
母親に反対された。それどころじゃなぃでしょって。あんた、部活より勉強して成績上げるべきでしょ!!
その通りだった。でも、諦めることが出来なかった。
なぜなら、全国トップクラスの車体と最先端の技術を自分の目で見れるから。
しかも、上位大会とは関係なく、オープンの部がある!!横須賀まで行けばレースに参加できる。
九州大会にも絶対繋げられるはずだし、技術面でも良い車体にするための参考に出来る!!
結果はどうであれ、絶対に自分にとってプラスになると思った。だから、引かなかった。
すると、親父が横浜行きの手配を準備していてくれた。航空券とホテルのパックがあるらしぃ。
親父も最初は、険しい表情をしていたけれど、認めてくれた。ホント、嬉しかった。
顧問の先生に、頭を下げて、南関東地区大会の事を話すと、快く行って来いと言ってくれた。
上位大会に繋がらない大会だから、学校は一切費用を出してくれない。
けれど、最先端の技術を学び、そして後輩に伝えることが先輩としての役割だと思う。
自分にとっても見知らぬ土地で自分一人で2日間を過ごす貴重な体験が出来る。
何かあっても、誰も助けてくれない。全責任を自分で追わなければいけない。
だから、あえて一人で挑戦したい。
でも不安は多い。一番の支えである顧問の先生が2ヶ月間海外出張に行かれる。
その間に、アナログセンサと、マクソンモーターを用いたステアリング制御を作らなければいけない。
南関東地区大会では今の車体は通用しない。だからこそ、新型の車体を製作しなければいけないと思う。
今年の夏は、ホントに忙しくなりそうだ。誰にも頼れないし、自分の力で何とかしなきゃいけない。
でも、やりがいはあると思う。倒れるまで、精一杯頑張るつもりだ。
そして、今年こそ結果を出して、先生を連れて北海道に行きたい。それが、本当の恩返しになるから。