結果と過程。マイコンカーをする上でどちらに焦点を当てるか。自分なら、「過程」だと思う。確かに、競技である以上結果を求めることは当然だ。けれど、結果だけが全てではないはず。これはマイコンカーをしていると必ず直面する問題ではないだろうか。
結果が出なければ、予算が削減されてしまうということも事実であって、部員が少なければマイコンカーを続けることはできない。マイコンカー担当でない先生に、色々言われたり結果が出なくて友達にバカにされたりもした。悪く言ったつもりはなくても、落ち込んでる時には本当に辛い。
自分には、マイコンカーを辞めて、上位入賞を狙えるコンテストや資格試験、論文など、短期間で結果と実績が出せる道を選択するという方法もあった。同学年の他の部員たちが、着々と実績をあげ、自分はこれで良いのだろうかと思い悩み、悔しさとやり切れない思いで涙したこともあった。
しかし、マイコンカーを通して学んだことは限りなく多く、技術、知識、技能だけでなく何よりも、自分自身が成長できた。毎日が、新たな発見と、試行錯誤の繰り返し。
時には、日が変わるまで学校で作業したり、休みの日に一日中、昼飯も忘れて作業したりもした。
こうして、活動できるのも、部員、先生方、警備員さん、ルネサスの方々、家族、そして大切な親友が居るからだ。例え、結果が出なくても、マイコンカーに対する想いと「過程」は、誰にも負けたくない。2年後にどうなっているかは、検討もつかないけれど、一所懸命頑張りたい!

「無駄な努力なんてない。目には見えなくても、絶対何かになって帰ってくる。」

親友が言ってくれたこの言葉を信じて、これからも挑戦し続けたい!!